レディオヘッドの新作アルバム ダウンロードなら自由価格!
英国の人気バンド・レディオヘッドが、「気になる販売方式」でアルバムを売っています。現在、日本では音楽アルバムは殆どCDでリリースされ、一部のアルバムのみがダウンロード販売を並行して行っています。
ダウンロード販売の場合、商品は電子データだけですので格安かと思いがちですが、実際は1曲あたり200円前後の価格で、アルバム全曲を購入することを考えると全然安くありません。その上、通常はDRMと呼ばれるさまざまなコピー制限がファイルに設定されていますので、扱いにくい事この上なく、さらに圧縮データですからCDより音質が悪くなります。
そのため、ダウンロード販売はあまり売れませんし、販売元もあまり積極的に売ろうとはしていないように見受けられます。
確かに、高ビットレートの音楽データをDRM無しで配信した場合、違法コピーがはびこってダウンロード販売分はもちろん、肝心のCD売上までが落ちてしまうことは容易に想像ができます。レコード会社が、今ひとつこの販売方式に乗り気でないようにみえる原因はここにあるのでしょう。
さて、本題となるレディオヘッドのアルバムですが、これはダウンロードによる先行販売が行われます。そして、何とこれは自分で価格が設定できるのです。即ち、タダでも音楽データを入手することが可能ということです。ファイル形式はMP3で、ビットレートは160kbps。無料ダウンロードも想定したにしては高いビットレートです。
(というより、特に音質にこだわりがなければ、十分なレベルの音だと思います)
今のところ、60%の無料ダウンロード組がいるものの、レコード会社を通さないビジネスのおかげでそれなりに儲けが出ており、実験はまずまず成功とのことです。
ただ、これは想像ですが、今回の件は、画期的な試み(それも顧客志向な試み)をしようとしているレディオヘッドという1アーティストに対して、多くの人が応援の意味もこめて、新ビジネスモデルに乗ってみた。という点が多分にあるような気がします。
同じことを企業がやっても失敗する可能性は高いでしょうし、レディオヘッドのような単体のアーティストが同じことをしても、それにファンが慣れてくると、ダウンロード販売時は無償ダウンロードで、特に気に入った場合のみCD購入・・・ということになって、トータルではあまり儲からなくなってくるかもしれません。
この新しいビジネスモデル、他のアーティストも試そうとしているようですし、今後の動向が気になるところです。
●公式サイト
→レディオヘッド「in Rainbows」のダウンロード販売サイト(12/3正午より)
○本件に関する記事
→レディオヘッド、新作はダウンロード販売
→「価格はあなた次第」のレディオヘッド新作、幾らで売れた?
→レディオヘッドを聴けばわかる音楽業界
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→In Rainbows
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